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| | 自分の殻
三つのタマゴがあったとさ
最初のタマゴはこう考えた じぶんの殻を破りたい とらわれてては何も出来ない 彼の決意はかたかった ぽんとダイブを試みて バンと弾けて砕け散る 彼の決意はかたけれど 体の方はやわかった
次のタマゴはこう思う 今のままでいいじゃない 堅い殻に守られて 自分は自分だそのままで いつしか月日が流れ行き 中身が腐りて朽ち果てぬ 何の行為もせぬままに ただ流されて生きにけり
最後のタマゴは場を選び 内を育てて時を待つ 松と竹との時を経て 梅の花咲く時来たり ポンと弾けて殻の中 ピヨピヨ鳴けるヒヨコかな 次の世代をキヅクモノ タマゴを産めるモノなりし
同じタマゴであったとて その生き方は好き好きさ 自分で生きよ タマの子よ |